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福岡市南区野間でスタジオを経営。家族写真などの他にもいろんな印刷物の撮影やデザインなどもしています。
写真教室も6年目を迎え100名以上の生徒さんたちとにぎやかに。 モノクロが好きで10数回の個展も作品はほとんどモノクロ。 一緒に作品制作に参加してくれるモデルさん募集中! 私のサイトはこちらです。 --------------------- ・scannersプログ フリーライター、タカザワケンジさんによる写真展、写真集のブログ 最新のトラックバック
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12月2日まで、福岡県立美術館で開催中の、アートの現場・福岡 Vol.21「福岡アートフェア・シュミレーションα」に、出品しました。
この展覧会は九州各地で主に現代美術を扱うギャラリーや、アートプロジェクトなどを紹介する展覧会で、アートフェアをイメージしたものです。 会場には約50の団体、NPO、プロジェクトが所狭しと作品や資料などを展示しています。とても賑やかな、見て楽しい展示となっています。 どんなところが出展しているかというと・・・、アートスペース貘、福岡市美術館、福岡アジア美術館、ギャラリーSOAP、冷泉荘、三菱地所アルティアム、九産大美術館、共同アトリエ3号倉庫、ギャラリーモリタ、モマ・コンテンポラリー、asi-para、などなど。 現代美術が集う場ということでどんな作品がいいかなと思い、僕の着物とヌードのものと、フィルム出力したものを展示しています。 (昨夜の写真集お披露目パーティーの夜、僕が1階でペンキを塗っていたのはこの作品の準備だったのです、本日が搬入でした) 会場で、荒削りなものもありますがいろんな作品を見ていると、ドローイングやインスタレーション、いろんなアートってとても自由だなと感じます。 逆に写真の世界では、被写体の魅力だけで成立している写真のなんと多いことかと感じます。 花鳥風月に廃墟に自転車、素人モデルの憂い(のように見える)ポートレート・・・が悪いとは言わないけれど、もっと自由にイメージを広げてもいいんじゃないか、撮っている自分はそうは思わないのか? 撮っている自分で飽きてこないのか? と感じます。 写真は現実にそこにあるものしか写らないし、精密に写ってしまうものだけど、写真が伝えるものは被写体そのものしかないのかなと思う。いつまでたっても被写体が何か?何が写っているかだけなのかなと思う。 被写体が何か?被写体が持つ意味合い、それを越えたものを伝える、それが表現だろうし、そうありたいと思うのでした。 会場は須崎公園横の福岡県美術館1階です。 平面、立体、映像、インスタレーション有りの楽しい展示です。会期中はトークやイベントもたくさんありますのでぜひお出かけください。 #
by Oku_Masahiro
| 2007-11-18 01:50
本日やっとすべての作品が完成して、やっと正式なお知らせができます。 これから額やパネルの準備だ〜 作品展「衣服を越えて - ビデオアートで綴る18のモードの瞬間&奥勝浩の写真展」 ・会期 7月7日-31日 日曜休館 ・会場 九州日仏学館5階ギャラリー 入場無料 (赤坂門交差点そば 福岡市中央区大名2-12-6 092-712-0904) 「ヨーロッパを代表するアーティストによる18のビデオクリエーションと福岡在住の写真家、奥勝浩により新しいモードとアートの関係を探求し、モードの世界に違った視点をもたらすことを試みます」(パンフレットより抜粋) 赤坂門交差点から天神方向へ数十メートル行ったところに1階に福砂屋が入ったビルがあります。この5階です。 ファッションやモードをテーマとし、会場には大きなスクリーンでビデオが流され、私の作品も20点ほど展示します。私の作品は最大で長さ1m20cmのものや、半透明のフィルムに出力したものを天井から吊すなど、いろんな実験的な試みをしています。作品は、ドレス、キモノ、ヌード、ボンデージ・・と様々です。 前夜の6日の午後7時からは会場でオープニングパーティーです。どなたでも自由参加ですしすべての作品を展示しています。もちろん私も居ますのでぜひみなさんお集まりください。 (写真は私の展示作品の一部です) みなさんパーティーは普段着で構いませんから、ぜひ! くたびれて廃人同様になった奥勝浩がご覧頂けます。(笑) #
by oku_masahiro
| 2006-07-03 21:49
少しずつ撮影を進めている。
先日は「糸」と「キモノ」を使った。 与えられたテーマが「ファッション」で、どう撮ろうかなぁといろいろ考えていた。 今流行のファッション写真は場の雰囲気を撮るものが多いから、それをやっても仕方がないとは思っていた。 「服とは何だ」とか「皮膚を繊維で包むとはどういうことだ」、なんてことを考え始めると、たどりついたのは「糸」 糸が織られて布になり、服になる。その最小単位とも言える「糸」もっと言うなら「繊維」を撮ってみようと思った。 ただ、糸のクローズアップでは繊維メーカーのカタログのイメージフォトみたいになるし(笑)、もっと見ておもしろいものを撮ろうとおもった。 んで、これ。 モデルは日本人でもよかったんだけど、白っぽい肌の前に「糸」では引き立たないし、裸でいるだけで存在感のあるモデルがいいなと思った。身体全体は出ていないんだけれど知り合いのニュージーランド出身の女性に頼んだ。 以前から時々撮らせてもらっていた女性。面白そうだと乗り気になってくれた。 ただ、近々結婚してイタリアに行ってしまうのでなかなかスケジュールも合わず、写真教室の授業の後、2時間程度しか時間がなかった。う〜ん、、、残念。 最初は「糸」ではあまりにも細すぎるかともおもったけど、紐やロープではねぇ。。。 ロープをくわえているとなんだかSMっぽい別の写真になりそうだし(笑) あ、僕はそういう趣味はないんですよ(笑) モデルの肌色をより印象的に撮りたかったのでひさしぶりにコダクロームも使った。 まだコダクロームは上がってこないけど、どうかなぁ、糸の質感は・・・。楽しみだ。 そしてもう一つ、キモノ。 3着を水平に並べて、1着は床に。その間にモデルの肩からウエスト、ヒップ、脚への曲線が流れるように。 キモノって直線だから、それとの対比を。 それがこれ。 バーを渡してキモノを掛けて・・・という作業が一番大変でした。 その間にモデルはガウンを着たままソファで寝てるし、おいおい(笑) やっと準備ができて、脱いでうつぶせになってもらうと、さすがにもう骨格から違うんじゃないかと思える存在感。こういうのをゴージャスな身体と言ってもいいのかも。いくらジムで鍛えたり、胸やお尻が大きくなった日本人でも、これには勝てないなぁと思う。 真ん中だけ明るくて周辺は落ちるように微妙に上からの1灯の位置や角度を調節して撮影。光の感じはいい感じになった。ここの画像は上のも含めてデジタルでとったものだけど、このキモノの方は4×5でも撮った。 アオリを効かせて手前から後ろのキモノまでピントがくるように調整。4×5のカメラを床すれすれに低くセットするのがむずかしかったけど、さてフィルムの方は仕上がりはどうかなぁ? この絵はキモノのシワがやっぱり気になるし、日本人の伸びやかな、あまり凹凸のない身体のラインでもいいのかなとも思う。 う〜ん。。。どっちがいいんだろう? ちょっとプリントしてみてまた別のモデルで撮り直すかも。 作品展は7月だ。急がないとなぁ。 #
by oku_masahiro
| 2006-04-23 16:34
やっと撮影がスタートした、7月の作品展に向けて。
モデルさんはわざわざ東京から来てくれたMさん、遠いところを感謝です。 メイクとヘアーが始まり、段々と思い描いたイメージに近くなってくる。 肉眼で見るそのモデルさんの姿に頭の中でライトをあてた状態を想像する。その完成したイメージを思い浮かべながらスタジオのいろんな機材を用意したり、ストロボのバランスを測ったりしてヘアーメイクの完成まで待つこと2時間。 いよいよ撮影。デジタルで確認してみる。 ・・・違う。 こんなにクリアーではなく、もっと後ろから光が回り込んで滲んだ感じにしたいのだ。 ストロボのバランスを変えて再度テスト。 だいぶいい感じになってきた。フロントからのライトは一切なしにする。モデルを囲むように立った畳4枚分のレフからの反射光を廻すと良さそうだ。これだけぐるっと取り囲むとけっこう反射光も多く十分撮れる。 モニターを見たモデルさんとスタッフは、「脚が消えかけてる〜」と大はしゃぎ。 それでいいの(笑) 100カットほどデジタルで撮り、なんとなく感じも掴めてきた雰囲気なのでカメラを変えてみる。 今度は4×5だ。といっても4×5のフィルムだと撮影のリズムが変わるので、6×7のホルダーを付けて撮影。 逆アオリを使って消えそうな脚をもっと消す(笑) 片手で簡単に操作できるジナーは楽だ。これに外付けのファインダーを付けるともっと機動性が増すかも・・、余ってるリンホフのを付けてみよう。 2時スタートで5時半頃に無事終了。思った通りのものが撮れました。 モデルさんは初九州ということであちこち廻って戻られるらしい。僕も撮影の後何もなければ定番の(笑)長浜ラーメンでも、太宰府でもご案内したのだけど生憎30分後からは別の打ち合わせが・・・。せっかく来て頂いたのに申し訳ない気持ちでスタジオから見送った。 その撮影の直前、準備をしていると電話が。「もしもしぃ〜」と変なアクセントの日本語(笑) とっさに英語で返すと、しばらく音信不通だったTだ。(現在のミクシィのトップ画像の黒人女性です) メールを出しても、掲示板に書き込んでも全然反応が無く、おかしいなぁと思っていたら5ケ月ほどイタリアに行っていたらしい。戻ってきて慌てて電話をくれたようで、今月末に結婚してイタリアに移住するそうだ。彼女もまた出国ぎりぎりだけど撮らせてくれるそう。 「キモノを着てよ」というと「アタシは背も胸も大きいよ」といってたけど楽しんでやってくれそう。なによりあの長い手足と黒光りする肌は魅力的だ。きっとまた良いものが撮れるだろう。 準備は整って、順調なスタートがきれた感じがする。 でも問題なのは・・・、会場がリューアルするとかで、展示壁面の長さがまだわからないことだ。 これって大問題(笑) #
by oku_masahiro
| 2006-03-31 18:22
昨日は長崎のIさんという写真家が福岡に来られた。
うちの教室にも在籍されているSさんの写真展を見に来られるとの連絡が人づてに入ったのがその日の朝のこと。それから慌てていろんな人に連絡を取り、夜には数名で食事をすることができた。 このIさんという方は、デジタル処理だけれども銀塩フィルムの質感、粒子感というのにこだわっておられる方で、作品はまったくデジタル臭さがなく物質感に溢れる質感で、見ているこちらの神経がざわざわと戦慄を覚えるような作品だ。ホームページは、http://homepage2.nifty.com/aira0515/art/ だ。 普段デジタルカメラで撮っている方にはぜひ見ていただいて、「写真」というモノ、物質についてもう一度考えてみていただきたいサイトだ。 さて、博多座の地下の店に入り熱く写真談義(笑) ひさしぶりに「deja-vu」という本の話になった。この本は写真評論家の飯沢耕太郎氏が以前発行していた写真誌で、ページ毎に紙質を変えたりしてかなり贅沢な作りの本だった。ちなみに今ではプレミアものでかなりの高額になっているらしい。 Iさんはこの本のことを地元長崎ではあまり話したことがないらしい。残念ながら周りにはあまりその本のことを知っている人もおられないらしい。残念だなぁ・・長崎って写真伝来の地なのに。 僕も久しぶりにこの本のことを語れる機会だった。同席したUさんが興味をもっておられてその本のことを話し出したのがきっかけだった。 この「deja-vu」という本はいろんな写真表現の可能性を見せてくれた本で、主催の飯沢耕太郎氏の影が色濃いものの当時の作家志向の人たちには多大な影響を与えただろうし、従来の「カメラ(メカニズム)と、花鳥風月と孫と祭りの写真のコンテスト雑誌」(笑)とは明らかに一線を画する本だった「写真表現」を見せてくれる本だったと入っても過言ではないと思う。今あるキャノンの「写真新世紀」もこの本からスタートしていたと覚えている。 また、戦後から続く「写真(カメラ)雑誌の読者=自分も写真を撮り参考書として見る人」という図式から離れて、自分は撮らないけど写真を見るのが好き、写真表現を鑑賞する人という層を広げていった本だと思う。(興味のある方はお見せしますのでご連絡を。ただし私と面識のある方に限らせていただきます) そういう熱い話をしているIさんは7月に長崎で個展、僕も7月にフランスのファッションデザイナー達のビデオクリップとの作品展。ここしばらくはその作品展に向けてひたすらモデルさん(引き続き募集中!)やデザイナー、ヘアーメイクさんとの打ち合わせを続けていたが、どうやらそれらの下準備も終わり、いよいよ撮影に入れるかなという感じ。この一月ぐらいは機材、素材、人材の準備と協力体制作りをやって来て、その体制も作れたかなという気がする。 さらに昨夜、Iさん達とお話していていよいよ火がついたという感じ。 そろそろ始動だ。今月末ぐらいから実際の撮影をスタートさせる。頭の中といつも持ち歩く手帳にはいろんな「画」があれもこれもと。今まで少しずつ澱のように溜まってきていたいろんなイメージが発酵して熟してきた感じ。「もう撮れるな」という気がする。 ここ2〜3ヶ月で一気に撮るだろう。さてさて7月はどんな作品を見ていただけることやら・・・。 でも7月にはIさんの作品展を見に長崎に行って、チャンポンや餃子も食べたいし100万ドルの夜景も見てウルウルしたい。(←おいおい) 自分の作品展開催中に、本人が居ないなんてのは不謹慎なんだろうか・・・?(笑) #
by oku_masahiro
| 2006-03-19 12:00
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